米国の増配株ETFであるVIG。2022年6月の分配金が発表されました。
分配金は$0.6949と前年同月比+2.95%の増配でした。
一年間の振り返りと現状についてまとめます。
※本記事は2022年6月18日のデータを元に作成しております。
※投資は自己責任でお願いします。
基本情報
ベンチマークは「NASDAQ US Dividend Achievers Select Index」だったのが2021年10月ごろ「S&P US Dividend GrowersIndex」に変わりました。
「10年以上連続増配している米国企業」の中で「配当利回り上位25%の銘柄を除外」した268銘柄に投資を行っています。
組入銘柄への投資割合については、時価総額加重平均で時価総額の大きい企業の割合を高くするようになっているのですが、面白いことに投資割合の上限を4%としていて、一つの企業に偏らないように調整がされています。
分配金利回りが2.06%で株価が$138.64になります。高配当とは言えない分配金利回りになっています。
直近一年の株価推移
直近一年の株価推移です。青色がVIG、黄色がVOO(S&P500)、水色がVYM。
年初来からの下落が酷く
VIGが-7.84%、
VOOが-11.72%
VYMが-3.38%
VYMが踏ん張っているのが分かりますね。
分配金推移
今は8年連続増配中で、ここ10年間の年平均増配率は+7.47%でした。
指数が変わってから増配祭りなのでこのまま継続してもらえると嬉しいですね!!
セクター比率
比率が高い順に「情報技術:23.6%」「ヘルスケア:15.8%」「金融:15.0%」となっています。上位三セクターだけで、54.4%を占めています。
今は景気後退が懸念されていますが、ヘルスケアと生活必需品は景気後退時に強いセクターと言われていますし、なんとか頑張ってもらいたいですね。
今は景気後退が懸念されていますが、ヘルスケアと生活必需品は景気後退時に強いセクターと言われていますし、なんとか頑張ってもらいたいですね。
上位構成銘柄
米国を代表する有名企業が並んでいますね。
マイクロソフトが意外にも10年以上連続で増配をいています。
上位10銘柄への投資比率は27.39%で現在の構成銘柄数は289銘柄なので分散がかなり効いていて素晴らしいETFだと思います。
今年組み入れられたマスカーカードも上位構成銘柄に入っていますね!!
来年アップルが多分入ると思うのでそれも楽しみです!!
株価と分配金利回りの関係
細かな分析は行いませんがこちらは月足のチャートです、コロナショック時は50ヶ月移動平均線あたりで反発していますし、コロナショック前の高値も130ドルくらいですしそこらへんから反発し始めるんじゃないかなと個人的には思っています。200週移動平均線も132ドル付近なのでかなり強い抵抗レベルになっているんじゃないかと思います。
VIGは長期投資向けなので下がったタイミングでコツコツ拾っていきたいですね!!
まとめ
VIGの2022年6月の分配金が決定したので記事にしてみました。
VIGは私が最も好きなETFなので、特にタイミングは気にせず買っていこうと思っています。
構成銘柄数、セクター比率、増配率、経費率、どれを取っても素晴らしく、今後S&P500を超える成績を出せるようなETFになってもらえることを期待したいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。