米国の高配当株ETFであるVYM。2022年6月の分配金が発表されました。
分配金は$0.8479と前年同月比+12.71%の大幅増配でした。
一年間の振り返りと現状についてまとめます。
他の高配当ETFや増配ETFの分配金情報は以下になります。
6月の分配金情報まとめ(前年同月比)$VIG $0.6949(+2.95%)$SDY $0.7610(-0.31%)$VYM $0.8479(+12.71%)$HDV $0.5697(-29.69%)$SPYD $0.4050(+1.53%)
— なぎせにき@高配当株🇯🇵🇺🇸ブロガー🗒 (@nagiseniki) June 18, 2022
※本記事は2022年6月25日のデータを元に作成しております。
※投資は自己責任でお願いします。
基本情報
ベンチマークの「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」は米国株式市場に上場している企業の中で、平均以上の配当を支払うことのできる大型企業を中心に約400社で構成されています。
組入銘柄への投資割合については、時価総額加重平均で時価総額の大きい企業の割合を高くするようになっています。
分配金利回り(直近1年間の分配金で計算)が3.10%で株価が$103.31になります。日本円にすると約14,000円と日本株と比べると購入しやすい。
直近一年の株価推移
直近一年の株価推移です
青色がVYM、黄色がSPYD、青緑がHDV、オレンジがVOO(S&P500)。
年初からの下落が酷く
VYMが-1.19%
SPYDが+0.50%
HDVが+5.34%
VOOが-8.70%
高配当ETF達が踏ん張っているのが分かりますね。
分配金推移
今は11年連続増配中で、過去10年間の年平均増配率は+8.95%です。
今年はすでに二連続で増配しているので、12年連続増配に期待しちゃいますね。
セクター比率
割合が大きい順に「金融:20.1%」「ヘルスケア:14.4%」「生活必需品:12.8%」となっています。上位三セクターだけで、57.3%を占めています。
今は景気後退が懸念されていますが、ヘルスケアと生活必需品は景気後退時に強いくディフェンシブなセクターと言われていますし、なんとか株価持ち堪えてもらいたいですね。
今は景気後退が懸念されていますが、ヘルスケアと生活必需品は景気後退時に強いくディフェンシブなセクターと言われていますし、なんとか株価持ち堪えてもらいたいですね。
反対に金融株は1番の割合を閉めていて、景気敏感株とも言われているので、VYMに悪い影響を与えないかが心配なところです。
上位構成銘柄
米国を代表する有名企業が並んでいます。
今年入ってからはエネルギーセクターの上げがすごかったので、エクソンモービルが上位二位に上がってきています。
ジョンソン&ジョンソンやP&G、ファイザー、AbbVieなどは高配当株の代表みたいな超優良企業ですよね。
上位10銘柄への投資比率は22.9%で現在の構成銘柄数は443銘柄なので分散がかなり効いていて素晴らしいETFだと思います。
株価と分配金利回りの関係
VYMは概ね2.8%〜3.2%程度の分配金利回りで推移していることが多いので、3.0%〜3.2%付近の株価で買えるといいかもしれないですね。
コロナショックの時は4〜5%まで分配金利回りが上がっていた時もあったので、大暴落するまで待つのもいいと思います。
細かな分析は行いませんがこちらは月足のチャートです、50ヶ月移動平均線とコロナショック前の高値95ドル付近がかなり強い抵抗レベルになっていると思います。
現状の下落トレンドが継続する場合は95ドル付近で反発できるのかを注視し、そこを突破してしまった場合は、コロナショック時にタッチした100ヶ月移動平均線あたりまで下落する可能性もあります。
MACDも下落トレンドなり始めなので焦って購入する必要はないのかと思います。
まとめ
VYMの2022年6月の分配金が決定したので記事にしてみました。
VYMは構成銘柄数が非常に多く、セクター比率、増配率、経費率、どもれ素晴らしいETFだと思いますので、安心感がありますね。
個人的に高配当株は利回りが高くなった時に一括購入するタイプなので、購入タイミングをしっかり見極めていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。